吉田 都
昨年12月、バレエ界に大きなニュースが飛び込んできた。
吉田都、大英帝国勲章、受勲。
経済人、文化人、芸能人、スポーツ選手などの活動を称えて授与される、
イギリスの由緒正しい勲章だ。ちなみに、かつての受勲者は
ポール・マッカートニー、ビル・ゲイツなど、そうそうたる顔ぶれ。
少し緊張しながらインタビューを始めると
「え、ビル・ゲイツも受勲したのですか?」と意外な答え。
いつも舞台で見せる愛くるしい笑顔に、ふっと場が和む。
そう、吉田都というダンサーはそういう女性だった。
たとえバレエ界の頂点を極め、トップステージに立とうとも、
客席への思いやりと笑顔を絶やさない。MIYAKOの現在に迫った。

大英帝国勲章を受勲して
まずは、大英帝国勲章、受勲おめでとうございます。
「ありがとうございます。非常に光栄であると同時に、正直なところまだ実感がわかないというか不思議な感じでもありますね。バレエ団の仲間がみんなとても喜んでくれて、それで私も?あー、よかったな?と」
みなさんに祝福されてやっと実感が沸いたという感じですか?
「そうですね。最初にお話をいただいたのが、たしか2007年3月頃。だいたいクイーン(エリザベス女王)のお誕生日に(受勲者が)発表されるらしいのですが、ちょうどその時、Kバレエの公演で日本全国を周っていたので、受勲通知は2ヵ月くらいそのまま(笑)。ロンドンの自宅に帰ってその手紙を見た時に?こんなに時間が空いてしまったし、もういただけない?と諦めていたんです。そうこうしているうちに日本で紫綬褒章(日本の褒章の一つで学術、芸術、スポーツ分野の功労者に授与される)受勲のお話もいただいて?。ふたつの大変名誉ある章をこのタイミングでいただけたのは、とても不思議だと思います」



