SPECIAL ISSUE|INTERVIEW

麗しの男役、その絢爛なる夢の世界へー花組 大空祐飛ー

大空祐飛インタビュー


自分らしくーー。
ストイックなまでにそれを、
ただひたすらに求めてきた大空祐飛。
自身では「舞台人として決して器用ではない」と語るが、
これまで多種多様な役柄を体当たりでぶつかり、
自分らしい色で演じ分けてきた。
さらなる高見を見続けるその目は今、
何を見つめているのであろうか?
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 昼間の公演を終え、我々の前に現れた大空祐飛は、疲れを微塵も感じさせない凛とした姿で登場した。自然でさりげないながら、存在自体が大きく感じられる独特の空気感。風格漂うその姿に早くも引き込まれていた。
幼い日の大空が最初にのめり込んだのが宝塚の世界だった。「特に引っ込み思案というわけではなかったのですが、すごく愛想のない子でした」という大空は、宝塚ファンであった母親に連れられて劇場に通ううちに、宝塚の魅力に惹かれていった。

「すごく楽しそうで、男役の方が格好良くて。中学生になると自分から観に行きたいって言うようになっていて、お小遣い貯めて3階席からよく観てました」

 そんな宝塚好きで、当時から背も高かったことから、周囲から『受けてみたら?』という勧めが多くなる。次第に自身も「なんとなく楽しいかな」と思い始め、音楽学校の受験を決める。

「絶対受かるわけないと思ってたので、父親には相談せずに受験したら受かってしまって。でも、すごくうれしかったですね。人生が変わった瞬間というか。親はもちろん高校に進学するつもりでいたのですごく驚いていましたけど、自分の好きな道だからということで許してくれました」

 ダンスも歌も芝居も音楽学校に入学してから本格的に始めたため苦労はあったものの、「嫌な思い出はない」という。

「やっぱり憧れてた世界なので楽しかったです。同じ夢を持った仲間たちがたくさんできて、その仲間たちと一緒に寮生活をしたり、一緒にレッスンして。今となって思うと全部楽しかったと思えますね」

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